2008年2月1日金曜日

2  HMEの取り付け方法         準備品

HME取り付けに必要な品を以下に示します。各製品の詳細につきましては、それぞれの説明文をご覧ください。

1.ウェットティッシュー
2.スキンプレップ
3.アドヒーシブ
4.HMEカセット
5.リムーブ
6.鏡

2-1 説明 クリーニングタオル

クリーニングタオル

スキンプレップでぬぐって、アドヒーシブを貼る前に、肌の脂質をとり、きれいにするために使います。蒸しタオルや市販のウェットティッシュで代用しても構いません。

2-2 説明 スキンプレップ

スキンプレップ  (左上、緑色が目印です)
皮膚を薄膜状に被覆するものです。粘着テープがついているテープ部分に使用するとテープをはがす時の刺激を軽減させることができます。
また、皮膚アドヒーシブ粘着剤の刺激から護り、皮膚とアドヒーシブとを確実に密着させる働きもあります。スキンプレップに限らず同種の製品でも構いませんので必ずご準備ください。

2-3 説明 アドヒーシブ

アドヒーシブ

気管孔にHMEカセットを取り付けるために使用する接着面がついたベースです。約9割の方がフレキシダーム楕円形(品番:ATOS7254)を利用されています。
皮膚の状態や気管孔の形に合わせて、7種類のタイプがございますので、この製品が合わない場合、気管孔が深い方にはエクストラベース(品番:ATOS7265)、また、皮膚が敏感な方、手術や放射線照射後の方には、皮膚に優しいオプティダーム(品番:ATOS7256)などとお選びいただけます。 詳しくはその他のアドヒーシブをご覧ください。

2-4 説明 HMEカセット

HMEカセット

除塵・加温・加湿といった鼻機能の一部を代替するため、人工鼻とも称されるHME本体部分は、特殊なスポンジ状フィルターが収納されたカセットです。ふつう喉摘後、数ヶ月経過されている方は、初め、フィルターの目が粗く呼吸抵抗が少ない高流量タイプ(品番:ATOS7241)を使い、少し慣れてきたなら、ノーマル(品番:ATOS7240)を使うようにします。ノーマルの方が、加温・加湿・除塵効果に優れ、よりよい効果が得られます。

2-5 リムーブ

リムーブ(左上、えんじ色が目印です)

アドヒーシブを愛護的に剥がすための必需品です。気管孔周囲の皮膚は繊細ですので、アドヒーシブを無理に剥がして物理的刺激を与えることのないように、細心の注意を払いつつ、アドヒーシブを剥がします。